部分痩せダイエット

二重あごは脂肪と思っている方が多いのではありませんか？
でも、二重あごは脂肪じゃありません。


あごの周りが損村ふくらんで、顔と首の境目がなくなってしまうことを二重あごといいます。
年をとっていったから二重あごになるのではありません。
若者の間でも二重あご増殖中です。
顔面崩壊の危機にもなっています。


昔、二重あごは「ふたえあご」と呼ばれていました。
富と権力、美の象徴と言われていました。
明治時代頃から、欧米的な美的感覚が広がり、二重あごは醜いものとされてきました。

では、自分のあごが二重あごかどうかチェックしてみましょう。


垂直の壁に、後頭部と両肩をつけてあごを引きます。
あごがふくらみ段差が表れたら、二重あごですよ。

二重あごは脂肪じゃないので、あごに脂肪は溜まりません。
あごの中の脂肪細胞はごくわずかです。

ですから、お腹のように太ることはできません。
じゃ、二重あごの正体は何？って思いますよね。

二重あごの正体は、水分です。
意外ですよね。


あごの周りには、病原体の侵入を防ぐため、細かいリンパ管が集中しています。

昔に比べて、固いものを食べることが少なくなった私たちは、咀嚼（そしゃく）の回数が減少しています。
あごの筋肉が衰えて、リンパの流が滞っていきます。

本当なら排出される水分が、細胞の周りにあふれ出てしまいます。
その結果、ゆるんだ筋肉の隙間に水分が溜まり二重あごが発生します。

最初は小さなたるみでも、放っておくと大きな二重あごになってしまいます。


二重あごののほかに、顔を大きく見せている、もう一つの原因があります。
ブルドッグ顔といって、文字通り頬が垂れ下がった顔のことです。

ブルドッグ顔ができる原因は表情筋という顔の筋肉が衰えて、ブッカルファットの位置が下がってしまいます。

ブッカルファットとは、頬の上の部分にある脂肪の塊のことです。
皮下脂肪とは違い、一つの膜に覆われているのです。
　
頭とあごをつなぐ関節のクッションの役割をしています。

ブッカルファットは位置が下がることだけじゃなく、頬の周りを縦横無尽に移動します。
のびきったり、あごのラインよりも下がって輪郭を崩したりします。
顔を醜くさせてしまいます。